私はほぼ毎日コーヒーを飲む。
コーヒーの銘柄にこだわりはないが、毎朝ハンドドリップで淹れることにはこだわっている。
この時間は忙しい朝の時間でもとても優雅な気持ちにさせてくれる。
今まで普通のやかんを使ってきたのだが、注ぎ口が広いとどうしても量を調節するのが難しい。
コーヒー用のやかん、もしくは電気ケトルが欲しいと思い、デロンギのicona(アイコナ)を購入した。
購入して1週間ほど使用したので、レビューをしていこうと思う。
デザイン
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8816.jpeg)
白を基調としたエレガントなフォルム。ロシアの玉ねぎ型の建築のようでもあり、アラジンに出てくる魔法のランプのようでもある。
白(ピースフルホワイト)なら基本的にはインテリアの邪魔をしないので、無難に取り入れることができる。
黒(プレステージグレー)もある。
買ってすぐだからか、部屋にいるとわりとこのDeLonghi iconaを見てしまう。
まるでクラスにかわいい転校生が来た時のような感覚だ。
デザインは☆5つ。
容量
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/コーヒードリップ-1024x1024.jpg)
楽天市場より引用
容量は1.0L。私が持っているコーヒーサーバーの容量は700mLなので少なくともこれを超える容量が必要だったが、一応クリア。
一番心配だったのは、ケトルになみなみ入れたときに1.0Lになるのであって、安全に沸騰させるときは60%ぐらいの容量に抑えないといけない、なんてことになっていないかということだった。
だが届いてみればそれは杞憂で、ケトルの高さの半分ぐらいのところが満水の1.0Lとなっていた。
というかここまで水位を抑えるなんてちょっともったいないな、くらいに思った。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8809-1.jpeg)
実際にドリップしてみると、余裕で700mL淹れられたので文句なし。
容量も☆5つ。
手入れのしやすさ
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/phonto.jpeg)
電気ケトルは水しか入れないので手入れはいらないのでは?と思っていたが、調べてみるとどうやら必要らしい。(水以外のものを入れるならなおさら。水以外のものを入れる人に出会ったことはないが。)
水道水に含まれるミネラル成分が付着するとかしないとか。
「電気ケトル 汚れ」で検索すると汚れた電気ケトルの画像がたくさん出てくるのでぜひググってほしい。
手入れが必須となると、手入れのしやすさも評価の対象になるのは必然。
だがこのDeLonghi icona、ご覧のとおりフタがめっちゃ小さい。
口は9cmしかないのでゲンコツは入らない。親指を手のひらにつけるようにコンパクトにすると入るが、中に金属の棒があるので当たってしまう。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8813.jpeg)
クエン酸を入れて沸かす方法もあるらしいので、もしやるとしたらこちらになるか。
あまりこびりつくととれなさそうなのでこまめにやる必要がありそうだ。
どちらにせよやや難ありなので、手入れのしやすさは☆3つ。
湯沸かし力
これについてはめちゃくちゃ早い。今までガスでやかんの水を沸かしていたが、それと比べると圧倒的だ。
満水の水道水を沸騰させるのに2~3分しかかからない。
たぶんガスのときは5~6分かかっていたと思う。
沸騰したら自動で湯沸かしを停止してくれる機能もあるので火災等の事故にもなりにくい。
湯沸かし力については☆5つ。
静寂性
実はこの静寂性がこの製品のボトルネックだと思っている。
もしかするとこれは私特有かもしれないが、電気ケトルをキッチンではなくデスクに置いている。
ワンルームマンションでキッチンのスペースが非常に狭いというのと、デスクの前に座りながらハンドドリップをしたいからだ。
キッチンで沸かす人ならあまり気にならないかもしれないが、デスクだと気になる。
スマホの騒音測定アプリで調べてみると、一番うるさいタイミングで57.6dB。これは走行中の自動車内ぐらいのうるささらしい。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8808-473x1024.jpg)
もしかするとアプリが騒音を過少評価(or過大評価)していたりする可能性があるので他にも調べてみる。
ドラム式洗濯乾燥器の脱水時の音を計測してみると60.3dB。ほぼ同じか少しうるさいくらいらしい。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_8807-473x1024.jpg)
洗濯の脱水時の音が走行中の自動車内と同じくらいと言われれば、まあそんな気もするのでアプリの精度はある程度信頼できそうだ。
湯沸かし中の時間は短いとはいえ、なかなかの音量だったので静寂性については☆1つとする。
使いやすさ(注ぎやすさ・温度調節機能・保温機能)
トータルの使いやすいさを評価する。
取っ手はふつうに握りやすいし、細口の注ぎ口は想定通り注ぎやすい。
ハンドドリップの優雅な時間を存分に楽しめる。
だが、この機種には温度調節機能も保温機能もない。
この点を気にする人はいるのかもしれない(コーヒーは95度が適温らしいので)が、基本的に沸騰してくれればOK、すぐに使うのでOKな私にとっては何の不便もない。☆5つだ。
コスパ
最後にコスパ。
電気ケトルはその構造が単純なので安い製品を選ぼうと思えば2,000円もあれば買えてしまう。
そんな中このDelonghi iconaの価格は7,850円。約4倍の値段だ。
そう考えるとややお高いが、毎朝使うものだし、使用していない時もインテリアとしてその価値を発揮しているので7,850円は悪くない金額だと思っている。コスパは☆4つ。
まとめ
以上をまとめると総合評価は以下の通りだ。
デザイン | ☆☆☆☆☆ |
容量 | ☆☆☆☆☆ |
手入れのしやすさ | ☆☆☆ |
湯沸かし力 | ☆☆☆☆☆ |
静寂性 | ☆ |
使いやすさ | ☆☆☆☆☆ |
コスパ | ☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★ |
総合評価☆4つと、やや厳しめな評価かもしれないが、買ってよかったと思える製品である。
電気ケトルの購入を考えてるなら、このDelonghi iconaはおすすめだ。ぜひ検討してみてほしい。
以上
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