理不尽に怒られる仕組みと怒られなくなる方法

仕事術・副業

私は大学を卒業して以来、2つの企業に勤めたが、不幸なことにどちらもブラック企業だった。

どちらも程度の差こそあれ、理不尽に上司や先輩から怒られたものだ。

だが、あることを行ったことで2社目のブラック企業では途中からほとんど怒られなくなった。

おそらく、頭のいい大学を出たのに低収入に陥ってしまったあなたはこの状況を心の底から不甲斐なく思っているだろう。

私もその一人だったので気持ちはよくわかる。

この記事を読んでいただければ、頭の悪い上司から理不尽に怒られる日々を脱却できることと思うのでぜひ最後まで読んでほしい。

やるべきことは2つ

私があなたにやってほしいことはたった2つだ。それは

  1. 大きな声を出す。
  2. 自分の意見を言う。

理不尽な怒られ方に対してはこの2つだけで劇的に変わる。

日々これを実践していくのだ。

その理由を説明していくが、まずは怒られる仕組みから解説したい。

理不尽に怒られる仕組み

そもそもなぜ怒られるのか、理由は様々だが仕組みは一つしかないと思っている。

流れはこうだ。

  1. マイナスな出来事の発生
  2. イライラする
  3. 怒る対象を探す
  4. 怒ってイライラを解消する

上司が怒る場合を例に説明する。

まずはマイナスな出来事が発生する。

それは同僚が仕事でやらかしてしまったミスだったり、コンペで他社に負けてしまったことだったり、上司のミスが原因でお客様を怒らせてしまったことだったり様々だ。

このようなマイナスな出来事が発生すると人はイライラする。

イライラすると、沸点は人それぞれだが怒りたくなる。

基本的に怒りはイライラの原因を作った人に向けられるのだが、

  • 同僚が原因なのに自分が怒られる。
  • コンペで負けた原因がすべて自分であるかのように責められる。
  • 上司が責任転嫁してミスをなすりつけてくる。

なんてことも発生する。必ずしもイライラの原因を作った人が怒られるわけではないのだ。

では誰が怒られるのか?

それは、“怒って大丈夫なやつ”だ。

もう少し正確に言おう。

怒られるのは、”イライラを解消できるやつ”である。

怒ってもイライラが解消できない相手に人は怒らないのだ。

イライラを解消できない奴には怒らない例

例を挙げよう。

つまり、怒ってもイライラが解消しないと判断した場合には怒らないのである。

例を挙げよう。

上司は取引先からの帰り道に歌舞伎町の繁華街を歩いていた。

そこで運悪く、ガラの悪い男4人組の一人と思いっきり肩がぶつかってしまう。

なんなら向こうからぶつかってきたくらいの勢いだったので上司はひどくイラついた。

しかし、男たちは入れ墨をしていて髪は金髪、イカニモな風貌だ。

上司はどうするだろうか?

想像に難くない。ほぼ100%平謝りだろう。

肩がぶつかった!と怒ったとして相手が素直に謝ってくれる可能性が0%だからだ。

なんなら相手は怒り、暴力を振るってくるかもしれない。

そうなれば肩をぶつけられたイライラを解消するどころの話ではない。

ましてや勤務中。できるだけ穏便に済ませ、この場を立ち去りたいと思うはずだ。

イライラを解消できる奴には怒る

先の例で相手がガラの悪い4人組ではなく、一人のおどおどしている気弱なガリガリ男だったらどうだろうか?

強気にでて怒鳴り散らかす人もいるのではないだろうか?

この例からわかるように、人は怒ってストレスが解消できる相手にだけ怒るのだ。

怒られなくなる仕組み

理不尽に怒られる仕組み・流れがわかったところで、私たちができることは何か?

  1. マイナスな出来事の発生
  2. イライラする
  3. 怒る対象を探す
  4. 怒ってイライラを解消する

この流れの中でマイナスな出来事の発生も上司のイライラも食い止めることは困難だから、必然「3.怒る対象を探す」の段階でこの流れを断ち切らなければならない。

そして怒る理由は「イライラを解消する」ことだったから、「こいつに怒ってもイライラは解消されない」と思わせることが有効なのだ。

詳しく説明する。

イライラを解消できたと判断する材料

人が誰かを怒ってイライラを解消できたと思えるのは、

「相手が弱った反応を見せたとき」だと思っている。

顔をうつむいてしゅんとしたり、謝ってきたり、泣いたり、土下座したり・・・

このような反応を相手が見せると怒った人は「俺が怒ったことでこいつは弱った!ざまあみろ!」とイライラを解消することができるのである。

逆に、この弱った反応が見られないなら「こいつ、俺が怒ってるのに弱らない!くやしい!」と思うのだ。

この「怒っても弱らない」「怒ってもイライラは解消されない」と思わせるために有効なのが冒頭お伝えした

  • 大きな声を出す
  • 自分の意見を言う

である。

対策1:大きな声を出す

大きな声を出すことがなぜ有効なのか?

それは「①自信を持っているように見え」、「②心が体にシンクロする」からだ。

①自信を持っているように見える

日頃から大きな声で話している人をみてあなたはどう思うだろうか?

なんとなく自分に自信がある人なんだな、と思うのではないだろうか?

そうなったとき、誰かが理不尽に怒ったとして、その人が屈服すると思うだろうか?

いや、ない。(反語)

自信のある人は理不尽な怒りを向けられたとて、毅然とした態度をとってくるだろう。

「理不尽に怒ってもこいつは弱らない」と思わせられる。非常に有効な手段だ。

②心が体にシンクロする

こんな話をきいたことがないだろうか。

気持ちが落ち込んだ時、カラオケにいって思いっきり歌ったら気持ちまで晴れてきた。

ランニングをしたら頭がすっきりして仕事がはかどった。

脳が体を支配していると思いがちだが、実は体も脳を支配している。

体のポジティブな状態(適度な運動、適度な睡眠)は脳にポジティブな影響を与え、

体のネガティブな状態(寝不足、猫背、病気etc.)は脳にネガティブな影響を与える。

大きな声で話すことは脳にポジティブな影響を与えるのだ。

すると、①で見えているだけだった自信が実際についてくるようになる。

自信の効果がさらに強くなり、結果怒られなくなっていくというわけだ。

対策2:自分の意見を言う

自分の意見を言う。これが怒られなくなることに有効であることは想像しやすいと思う。

言語化するなら①反論されたら嫌だなと思わせられ、②自分のミスを減らせるからだ。

①反論されたら嫌だなと思わせられる

怒る人は相手が弱るのを見てイライラを解消するとお伝えしたが、日ごろから反論してくる奴は当然弱らなそうである。

先述したガラの悪い男たちの例でもそうだ。

怒ってもこいつらは向かってくるだけで弱らない。

もちろん、むやみやたらに反論しているのではガラの悪い男たちと大差ないので、真っ当な社会人は「自分の意見を言う」ことで理不尽な場面での反論を想像させるのだ。

イケてる意見に賛同し、分かりづらい議論に疑問をなげかけ、ビミョーな意見には反論する。普段からのそういった正しい振る舞いで「理不尽な怒りには真っ当に反論してくるだろう」と相手に思わせるのだ。

②自分のミスを減らせる

変に気を遣って分からないことを分からないままにしてしまうと、それが原因で納期が遅れたり、あとから大きなミスにつながったりしてしまう。

しかし、自分の意見をバンバン言っている状況だと、疑問が解消されまくる。

疑問がないと作業がはかどり納期に間に合う。ミスも発生しにくくなる。

このようなサイクルで自分のミスを減らし、仕事できる奴感を醸成する。

普段からミスしている奴は怒られやすいが、普段仕事ができている奴がたまにミスしてもなぜかそんなに怒られない。

このポジションに就くのだ。

まとめ

以上、理不尽に怒られないようにする方法を解説した。

おそらく、読んでいただいた方の中には「理解はできたが実践できる気がしない」と思っている方もいると思う。

私は実際にこれを実践して怒られなくなったので、その術を知っているが、この記事もだいぶ長くなってしまったのでまたの機会に持ち越したい。

続編を書いたらぜひそれも読んでほしい。

あと、ここで注意していただきたいのは①大きな声で②自分の意見を言っていると「理不尽に怒られなくなる」のであって、「真っ当に怒られはする」のであしからず。

真っ当に怒られないようにするためにはこれ以外にも色々とこなしていかなければならないのだが、高学歴の人たちは「真っ当に怒られる」ことに対してはある程度納得がいってしまうかなと思っているので、あえて書かなかった

というか、自分自身がその対策を網羅できているとは思えないので、そもそも書けないというほうが正しいかもしれない。

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