副業の注意点3選

仕事術・副業

昨今、会社員や公務員としての仕事以外に別の仕事をしてお金を稼ぐ副業が増えてきている。

高学歴低収入者もその人生挽回チャンスの道としてはアリっちゃアリだと思っている。

ただし、副業で稼ぐためにはいくつか注意しなければならないことがあるので、3つご紹介したい。

ちなみに、今から紹介する注意点は「資本集約型」の副業を想定している。労働集約型のものは当てはまらない可能性があるのでご留意いただきたい。

■自然と体が動くくらい、好きなことをやれ

・成果が出ていない時でも好きなら続けられる

この記事で一番伝えたいことはこれだ。

副業といえど、その過程は努力の連続で辛いこともたくさんある。

毎日動画を投稿しても数十回しか再生されなかったり、アルゴリズムの変化や競合の参入で今まで築いてきたサイトが突然収入を生み出さなくなったりすることもある。

そこでその副業のいろいろな思考や作業を自然と体が動くくらい好きで続けられなければその先はないのだ。

どんなに再生数やPVが少なくても好きだから続けられる。

誰かに今まで築き上げてきた努力を奪われても、好きだから改善したり作り直したりできる。

これが嫌々やっているモノゴトだったら100%体が動かない。脳が拒否するのだ。

・本業も「好きなこと」をしている奴が勝つ

そしてこれ、実は本業にも通ずる。

私は今まで経験してきた職場で、エースと呼ばれる社員・成績がいい社員ほど、その会社の仕事を好きでやっていたのを見てきた。

営業であれば、自分が扱っているものと同じ商材・類似した商材を町中で見かけたらついつい見て調べていたり、休日もでかけてその商品を買っていたりする。

私にとってはその商材はどうでもいいもの、好きでも何でもないものだったのでその社員の行動が到底理解できなかった。だが結局はそれが成功する秘訣だったのだと今にして思う。

本業であれ副業であれ、成果の創出に協会はないのだ。

・自発的に行動できるものをやろう

副業では誰もあなたに指示してくれたり管理・監督をしてくれたりしないので、自発的に行動できるようなものでなければ続けることはできない。

やるなら「自然と体が動くらい好きなことをやる」

これが成功の一番の秘訣だ。

■生活の基盤を確保する

まずは生活の基盤を確保すること。意外とここを軽視している人が多い。

生活の基盤が確保されている状態というのは、経済的・時間的・精神的に副業へリソースが割ける状態のことをいう。

・経済的に不安定な場合

本業から入る毎月の収入が不安定だと本業に極端にリソースを持っていかれ、副業に力を入れられない。

例えば不動産や保険のフルコミ営業をやっていて、ひと月の収入が300万円のときもあれば10万円のときもあるとする。

10万円の月の翌月は否が応でも新規獲得に集中しなければならない。

アポのために何百件と電話をかけたり、DMを送ったり、既存顧客に紹介を依頼したりと、売上の見込みが立つまでひたすら行動しなければならない。

資本集約型の副業をスタートしても最初は収入が0の状態なので、本業をおろそかにするわけにはいかないからだ。

こうなれば副業どころではない。

成功する確率は著しく減少するだろう。

・時間的に不安定な場合

副業といえど(否、副業だからこそ)、対価を得るためにはある程度長い時間をかけなければいけない。

一日の中で最低でも1,2時間、それを1年2年と続けなければ本業並みの安定した稼ぎを得ることは不可能だ。

本業が激務で、平日も土日も仕事をしていて、帰ったら寝るだけ、休日も家事と食事以外はほとんど何もできずということになっている人もいるだろう。

そんな状態では到底副業に割ける時間がなく、体力的にも続かない。

副業を軌道に乗せるには時間確保は絶対だ。

裏を返せば、時間がかかりすぎる副業も注意が必要である。

私のYouTube活動がその典型例だった。

私は旅行を題材にした動画をYouTubeに挙げていたが、出かけて一泊して編集しなければならず、1本つくるのに最低でも2~3日かかる状態だった。

もちろんこれが好きで好きでたまらないというモノだったらまだいいのだが、私にはそうではなかったので負のスパイラルである。

本業で時間を食いつぶされないこと、副業でもある程度効率的に成果物を生み出せるものを選ぶのがいいだろう。

・精神的に不安定な場合

少なくとも副業をしている時間は副業に集中しなければならない。

しかし、精神的に不安定な状態では長い時間集中することはできない。

原因は経済的に不安定な状態であることや、寝不足、人間関係のトラブル、自身の病気など多岐にわたる。

必ずしもポジティブであり続ける必要はないが(人間なので常にポジティブでいるというのは不可能だろう)、集中を妨げるものがある状態ではうまくいくものもうまくいかないという話だ。

また、寝不足、人間関係のトラブル、自身の病気などということは「ここが自分の不安材料だな」というのは自覚しやすく解決策も見つけやすいだろうが(解決しやすいわけではない)、「経済的に不安定」であることが精神的不安を引き起こしている場合は厄介である。

転職で給料が上がる可能性は3割程度だし、そもそも経済的に豊かになるために副業を始めているので鶏が先か卵が先かみたいな論になる。

私はここが解消されず、ずっと精神的に不安定だったと思っているが、最近ようやく解消された。

高学歴にお勧めの経済的不安の解消方法は以下の記事で書いているのでぜひ読んでほしい。

■初期投資は小さく

・本質でないものにお金はかけない。

副業を始めるのに、最初にいくらかお金がかかることが多いが、その費用はできるだけ小さくしようというお話。

たとえばYouTubeを始めようとしたとき、かけようと思えばいくらでもお金はかけられる。

カメラ、マイク、照明、三脚、高性能PC、動画編集ソフト、編集の外注費、企画費、広告費etc.

だが、これらにお金をかけるのは本質ではない。

仕事の本質は「価値ある商品・サービスを提供すること」

YouTubeに求められる価値は動画の面白さであることは言うまでもない。

先に挙げたものは動画の画質や音質を良くしてくれたり、たくさんの人に動画を届けてくれたりするだろうが、本質である「動画の面白さ」を直接向上させるものではないことはお分かりいただけると思う。

本質でないところにお金をかけるのはその副業でお金が稼げる見通しが立ってからでいい。

・損失を最小限にする。日常生活でも同じ。

また、副業は基本成功しないものという前提に立つならば、初期投資を小さくすることは損失を最小限に抑えるという効果もある。

YouTubeなら広告収入が発生する登録者数1000人を達成できるのは全チャンネルの15%というデータもある。

これは日々の生活にも通ずる。

たとえば何か新しい趣味を始めようとしたとき、道具を買うのはその趣味にハマってからでいい。

スノボをするなら3年連続で1シーズン2回以上すべったとか、料理をするなら3か月間で60食以上自炊をしたとか。

それまでの間、ボードやウェアはレンタルして、調理器具は安価なものを買えばいいのだ。

趣味からさらに視野を広げれば、スマホだったり、住宅だったりもその視点で考えると無駄な出費を抑えられる。

ハイエンドスマホではなく、ミドルスペックのスマホを買うとか、ハイグレードマンションではなく、ミドルグレードマンションにするなどだ。

人間慣れる生き物なので、ミドルスペック(あるいは最低限のスペック)でも満足するものもある。

それを使ってみてどうしてもストレスがたまるとか、購入欲が収まらないのであれば、そこで初めて購入を検討すればよい。

■まとめ

この3つ以外にも大事だと思うことはあるが載せなかったものがある。

たとえば「本業と同じくらい真剣に取り組む」ということ。

結局副業だからと言い訳をして1~2日サボったり、商品やサービスの品質をおろそかにしたりすることで成功しないのである。

本業であればサボったら減給の可能性があったり、仕事のパフォーマンスがイケてなければ上司や他部署がやりなおしを食らわせたりということがある。

これは組織の内部で「なまけを妨害する仕組み」を作っているのだ。

これと同じことを一人でもできるようにするために、「本業と同じくらい真剣に取り組む」ということを言いたかったのだが、これは「それができれば誰も苦労しない」というやつである。

この記事を読んで「ああなるほどね、大事だわ」と思ってもそれが行動につながらない。

そのため、重要な要素の中で、できるだけ具体的な行動に落とし込めるものを選んでみた。

これらがあなたの副業のステップアップになれば幸いである。

以上。

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