2022年最新版の勉強必須アイテムを紹介する。
こんなにいいものがあったのなら早く使いたかったと思ったものばかりなので、この記事にて紹介する。
英語や数学、法律、建築などどんな分野でも応用できる内容になっているので、ぜひ皆さんの試験勉強にも役立ててもらえればと思う。
■結論:Ankiアプリを使え(サポートアイテムあり)
結論、試験合格にもっとも効果的なのはこのアプリだ。
iOS版
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Android版
Ankiは暗記カードのアプリ版で、今後の試験対策には必須と言っていいくらい有用である。
ではなぜそう言い切れるのか。
まずは試験勉強というモノの実態を整理していこう。
■現状の整理:試験合格には良質なインプットが必要
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資格試験の合格やTOEICでの高得点など、各種試験にはアウトプットが必要不可欠だ。
ただ、いきなりアウトプットするのは不可能なので前段階としてインプットが必要なのは言うまでもない。
しかし、そのインプットがめちゃくちゃダルい。
つまらないし、初めて触れる分野は理解に時間もかかる。
結果、集中できずダラダラと時間をかけてしまう。
ここを効率化して、質のいいインプット(短期間で高い定着率)を実現させることは試験の合格という観点からみて非常に重要となる。
Ankiはそれを実現してくれる。
■Ankiの概要
学生時代、英単語カードを作ってペラペラやったり、赤いシートで答えを隠して日本史や世界史の用語を覚えたりしたと思う。
それをアプリで実現してくれるのがAnkiだ。
ただ、それだけだと他にも類似のアプリがたくさん世に出回っているので、そちらでもいいのではと思われるかもしれない。
が、そんなことはない。
Ankiは類似の暗記カードアプリとは一線を画している。
以下、Anki特有の機能とその効果、最大限発揮させるためのサポートアイテムについて解説していく。
※便宜上英単語の勉強にフォーカスして記載していくが、それ以外の分野でも対応可能なので適宜読み替えてほしい。
■Ankiアプリの優秀な機能と効果
1.忘れかけのカードがやってくる
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人間、使わないものは忘れていくもの。これが最も厄介。
単語帳を買って1ページ目から覚え始めていくと、一冊終わるころには最初のページはすっかり忘れてしまっている。
そしてまた初めから覚えなおしていき、また終わる頃には最初のほうはだいぶ忘れている。
このように10周、20周と復習を繰り返していくとようやく一通り覚えられる、といった感じだと思う。
当然この復習のタイミングは早ければ早いほど定着率が高くなるが、反対に新しいものを覚える時間が少なくなっていき、全体としては効率が悪い。トレードオフの関係。
このAnkiアプリはカードの4段階の定着度合いに応じて復習に最適なインターバルを勝手に決めてくれるのだ。
初めて覚えたカードは10分後に再表示、
昨日やって今日も覚えていたカードは2日後に再表示、
1か月前にやって、今日も覚えていたカードは3か月後に再表示。
というようになっている。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/F9C370E7-5F72-4140-874F-73AF434135BD.jpg)
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4段階の定着率の中から選択すると、自動で再表示のタイミングが決定される。
これが本当にちょうどいい具合で忘れかけの頃に表示されるので、早めに覚えたカードはしばらく見なくて済むし、逆に何度みても覚えていないカードは短期間で何度も表示されるので効率的に覚えていける。
単語帳や単語カードだと早めに覚えた単語をスキップしたり、覚えにくい単語を高頻度で繰り返すといったことはできないだろう。
これがAnkiの最大のメリットだ。
2.常にシャッフルされる
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本だと並んでいる順番で単語を覚えてしまって、実は記憶が定着していなかった、という経験がある人も多いと思う。
単語カードなら一度リングからばらしてシャッフルすることもできるが、めんどくさがってやらないこともしばしば。
Ankiなら常にオートでシャッフルしてくれる。
無駄な手間が要らなくなり、順番で覚えてしまうリスクも回避。
勉強に集中できる。
3.カードのカスタムが可能
通常の「表を見て裏を答える」「英語を見て日本語を答える」というカードだけでなく、いろんな種類のカードを作成することが可能。
- 裏表反転タイプ
一枚のカードで「表を見て裏を解答」「裏を見て表を解答」の2種類表示させる - 穴埋めタイプ
長い文章の一部を虫食い状態にし、虫食い部分を答える。 - 解答タイピングタイプ
問いに対して回答を入力する。
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これなら日本語から英語を答えたり、長い文章の重要な部分を覚えたり、文言を正確に覚えたりすることができる。
4.共有デッキ機能
作成した自分だけの単語帳(=デッキという)をインターネット上にアップロードすることができる。
反対に誰かがアップロードしたデッキをダウンロードすることもできる。無料で。
例えば金フレ(TOEIC単語帳の王道書籍。金のフレーズ)なんかは音声付きのフルバージョンデッキ(計1000語)がアップロードされている。
有料でもいいくらいのコンテンツが無料でダウンロードできるので経済的にも時間的にも節約できる。
有名どころの書籍ならすでに誰かがアプロードしているかもしれないので探してみる価値あり。
PCでAnki Webという専用のサイトにログインする必要があるのでやや面倒だが、一度ダウンロードしてしまえばあとはスマホで完結する。
簡単に手順を記載しておく。
共有デッキのダウンロード方法
1.AnkiWebにログインして「Get Shared Decks」をクリック
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/image-18.png)
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/image-13.png)
2.検索窓にキーワードを入力し、「Search」をクリック
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/image-15.png)
3.検索結果から欲しいデッキを選択
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/image-16.png)
4.Downloadをクリック
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/image-17.png)
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/BF668812-39D6-47FE-AC8F-08F710530366-473x1024.jpg)
5.オプション機能
単に文字の入力だけでなく、
- 音声を入力して英単語を発音させる
- 文字の装飾(太字、斜体、アンダーライン、色付け)
- 数学記法(上付き文字 x2 、下付き文字 an が可能)
- 手書き入力(タブレットのみ)
が可能だ。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/D81887FC-1EE1-409A-B720-78153A446CF1.jpeg)
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/6A821C49-B8E1-4BC1-B22A-EF646D92938A.jpg)
6.弱点
ここまでいいことばかり書いてきたが、イマイチというか、弱点みたいなところもあるのでお伝えしておく。
- 常に中央揃えで表示されてしまうので、箇条書きなどは非常に読みづらい。
- 数学記法に弱い。分数、積分記号∫、limやΣなどの添え字は表記できない。
- 画像が正常に表示されないエラーが発生することがある。(拡張子の問題か?)
- 価格が約3,000円とかなりえぐい金額。購入するのをためらってしまう。
このように一部難点はあるものの、それを上回る価値を提供してくれる最強のアプリだ。
使えば絶対後悔しないので思い切って買ってほしい。
アプリ内の有料機能もないので安心。
■Ankiアプリのサポートアイテム
1.~5.でお伝えした通り、Ankiアプリの機能は非常に優れているし、これで事足りる人も多いと思う。
しかし、人によっては弱点2.の数学記法ができないだけで結構マイナスポイントだったりする。というか私がそうだった。
なのでこれを補うための必要アイテムを紹介する。
iPad と Apple Pencil
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/2022/08/ipad-ga164d631a_1280-1024x682.jpg)
数学記法で表示させるには今のところ手書き入力する方法しかない。
しかし手書き入力はタブレットでしか機能しないので、iPadとApple Pencilが必要になってくるというわけだ。
これらはあまりにも有名なのであえて詳しく説明する必要もないだろう。
ちなみに第1世代のApple Pencilは控えた方がいい。
第2世代ではペン軸をタップすることで消しゴムとペンの切り替えができるのだが、第1世代ではその機能がない。
タップによる切り替えによって勉強効率は段違いにレベルアップするので惜しんではいけない。
必然、それに対応しているiPadを購入する必要があるのでこちらも注意。
■その他勉強に役立つもの
コンセプト
これは広さ無限大のキャンバスに手書きできるアプリ。計算用紙として使っている。
最初はApple純正のメモアプリを使っていたのだが、描画のインターフェイスが使いづらいのでこれにいきついた。
![](https://recovery10y.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f31b9a88d79ec5388c42c584202628af.png)
Apple純正のメモのイマイチな点は下記。
- 横にスライドできない。長い数式だと1行で書ききれない。
- 描画モードから意図せず文章入力モードに切り替わってしまう。
- 拡大縮小ができない。
一通り書いたものを縮小して一画面に収めたり、
修正箇所を拡大して消しゴムで消したりができない。
コンセプトはこれを気持ちいいくらいに解消してくれる。
また、計算用紙とボールペンを買わなくてよくなった。
紙の計算用紙もボールペンも消費したら買わなければいけない。買っておくのを忘れて切らしてしまうと近くのコンビニ等で買う羽目になり、高くて萎える。
いつでも最適なノートを持ち歩けるというのは非常に便利だ。
コンセプトの詳細な使い方、魅力はYouTubeを探すと色々出てくるので参考にしてほしい。
ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン
これは外出先で勉強するときに使っている。
カフェでも職場でもどうしても人の話し声がうるさいので、集中するために購入。
私が実際に使用しているのはSONYのWH-1000XM3という機種。
最新機種はWH-1000XM5なので、今買うならこれがいいと思う。
AirPods Proでもいいですか?という声が聞こえてきそうだが私はあまりおすすめしない。理由は次。
耳栓
私がAirPods Proを選ばない理由がこれだ。AirPods Proでは耳栓が使えない。
いかに高機能なノイズキャンセリング機能があったとしても、完全に音をシャットアウトすることはできない。
しかし、耳栓を使うことによって流入してくる音量を小さくすることができる。
使い捨てのスポンジ状の耳栓で100均なんかでも売っているが、私が使っているのはこれ。
Amazonの商品概要欄には米軍で使われている耳栓、とか書いてあった。
たぶん銃とかバズーカとかぶっ放すときに耳に障害が残らないように。
最初はほんとかよ、と思っていたが、これが想像以上に音を遮断してくれる。
私はこの最強耳栓をして、ノイズキャンセリングヘッドホンをつけて勉強していた。
ヘッドホンでノイズをキャンセルして、耳栓で耳に入ってくる音量を小さくするイメージ。
この状態だともう何の音もしない。
非常に快適だし、耳栓は両耳の1セットで約86円と価格もめちゃくちゃ安いのでぜひ気軽に試してもらいたい。
ちなみに耳栓は使っていくうちに遮音率も劣化していくので定期的に新しいのに換えるとよい。
■まとめ
以上、私が資格試験の勉強をするときに「買ってよかった」と思ったアイテムを紹介した。
Ankiは自分の資格試験のみならず、子供ができたら必ず教えてあげたい逸品だ。
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